感情知能は、周りの世界との関わり方を形づくります。普段は意識していなくても、毎日使っている大切なスキルです。コミュニケーションの取り方、人間関係を築く力、相手の気持ちを理解する力は、どれも感情知能の一部です。
では、これほど個人的で複雑な力を、どうすれば測れるのでしょうか?
その手がかりは、私たちの考え方や行動にあります。
感情知能の高さを知るには、自分の反応や人とのやり取りに目を向ける必要があります。この興味深い力を測るために、自己報告式の質問紙から専門家による観察まで、さまざまな方法が使われています。
この記事では、自分の感情知能をよりよく知るために、広く使われているテストとその意義を紹介します。共感力、内面から湧く意欲、困難から立ち直る力を育むヒントもお伝えします。
1. 感情知能を測る方法
感情知能の測り方を知る前に、まずは感情知能とは何か、暮らしの中でどんな役割を果たすのかを理解しましょう。
感情知能は、英語ではEIと略されます。人間関係や成長に影響を与え、周りの世界との関わり方を形づくる力です。
アメリカの心理学者Daniel Goleman は、感情知能を、状況に適応し、よいリーダーとなり、対立に対処するためのスキルや能力の集まりと説明しています。こうしたスキルは、自分の感情とうまく付き合う助けにもなります。その結果、リーダーとしても、パートナーとしても、そして一人の人間としても成長できます。
では、感情はどうすれば測れるのでしょうか?感情の状態を測るのは、複雑で難しく思えるかもしれません。それでも、感情知能を効果的に測るためのツールや評価方法はいくつもあります。こうした方法を使うと、自分の感情を理解しやすくなります。また、その感情が行動や人との関わりにどう影響しているかも見えてきます。
これらの評価を受けると、EQと呼ばれるスコアが得られます。感情知能(EI)と心の知能指数(EQ)は、基本的に同じ能力を指しています。そのうちEQは、EIを数値で表し、測るときに使われる言葉です。
ここからは、感情知能を測る5つの方法を見ていきましょう。
1.1. 自己報告式の質問紙
自己報告式の質問紙では、感情に関わる自分の能力を自分で評価します。感情的な反応や行動について、一連の質問に答える形式です。一般的には、特定の感情をどのくらいの頻度や強さで感じるか、さまざまな状況にどう反応するかなどを尋ねます。自分の感情をどれくらいうまく調整できていると感じるかも尋ねられます。
その一つが、Schutte Self Report Emotional Intelligence Test(SSEIT)です。各項目が自分にどのくらい当てはまるかを、1(まったくそう思わない)から5(とてもそう思う)までの尺度で回答します。感情の自己調整、他者の感情への対処、感情の認識、感情の活用という4つの下位尺度から、感情知能を測ります。
- 代表的なテスト:
- メリット:
- 実施も回答も簡単です
- オンラインで受けられるため、利用しやすいです
- 感情面での強みと課題を詳しく把握できます
- デメリット:
- 自分自身をどう捉えているかや、どれだけ正直に答えるかによって結果が左右されることがあります
- 社会的望ましさバイアスの影響を受けることがあります。これは、周囲によく思われそうな回答を選んでしまう傾向です
1.2. 能力テスト
能力テストでは、感情知能に関わる課題や問題にどれだけうまく対処できるかを評価します。日常生活で起こりうる場面をもとに、相手の感情を読み取ったり、自分の感情をどう調整するかを示したりします。感情から得られる情報を、考え方や行動に活用する力も問われます。たとえば、不満を抱えている従業員の仕事量が急に増えたとき、その人がどのように反応するかを説明する課題があります。
感情知能を能力テストで評価する利点は、本人が自分の能力をどう捉えているかではなく、感情を扱う実際のスキルを測れることです。そのため、より客観的に評価できます。
- 例:
- Mayer-Salovey-Caruso Emotional Intelligence Tests(MSCEIT)(Mayer et al., 2002a,b)
- メリット:
- 自己評価ではなく、感情を扱う実際のスキルを測定
- 感情を理解し、適切に扱う力を客観的なデータで把握
- デメリット:
- 実施に時間がかかり、手順も複雑
- 結果の解釈には専門的な訓練を受けた人が必要
1.3. 360度フィードバック
360度フィードバックは、同僚や上司、部下から意見を集める方法です。本人の感情知能が周囲にどう受け止められているかを、幅広く把握できます。アンケートやインタビューを通じて、職場の関係者に本人の感情面の能力を評価してもらいます。あわせて、職場で感情が表れた行動の具体例も挙げてもらいます。
この方法は、多面評価とも呼ばれます。報告書ができたら、周囲からの回答と、本人が感情を扱う自分のスキルをどう捉えているかを比較します。目的は、能力や行動のどこを、どのように改善できるかを見つけることです。
- 例:
- Emotional and Social Competence Inventory(ESCI)(Boyatzis and Goleman, 2007)
- メリット:
- 同僚や上司、部下の意見を取り入れ、多角的に把握
- 本人の感情知能が周囲にどう受け止められているかを明確化
- デメリット:
- 評価する人の偏りやものの見方が結果に影響する可能性
- 率直な意見を得るには、信頼し合い、安心して話せる環境が必要
1.4. 実践型テスト
実践型テストでは、課題に取り組みながら、その場で感情知能を発揮することが求められます。課題には、ロールプレイや問題解決の演習などがあります。感情を調整する力や対人スキルを使い、ほかの人とやり取りする活動も含まれます。受検者は、提示された感情の一覧から、その場面に最も合うものを選びます。
- 例:
- メリット:
- 行動の中で発揮される感情知能を、実際の場面に近い形で評価
- 実践での強みや苦手な点を把握
- デメリット:
- 実施に多くの時間や人手、費用が必要になる場合も
- 受検者にストレスがかかり、課題の出来に影響する可能性
1.5. 行動観察
行動観察では、専門的な訓練を受けた人が、さまざまな状況での行動を注意深く観察し、感情知能を評価します。実際の生活場面でも、模擬的な環境でも使える方法です。感情をどう扱い、周囲とどう関わっているかを確認します。
行動観察は、職場で感情知能(EI)を評価する際によく使われます。たとえば、企業のリーダー育成プログラムでは、経験豊富な観察者が、チームやプロジェクトのリーダーと同僚との関わり方を確認します。状況の変化にどう対応するか、感情面で柔軟に対応できるか、チームの意欲をどう引き出すかなどを見ていきます。
- メリット:
- 実際の場面で感情知能がどう発揮されるかを把握
- 特定の状況や環境に合わせた評価が可能
- デメリット:
- 熟練した観察者が必要で、時間がかかる場合も
- 観察者の先入観が結果に影響する可能性
2. 感情知能を理解する
感情知能が初めて注目されたのは1995年です。IQが平均的な人が、よりIQの高い人を上回る成果を出すことがよくあるのはなぜでしょうか。その理由を理解するうえで、感情知能は重要な手がかりとなりました。この発見により、感情知能が私生活や仕事での成功に大きく関わることがわかりました。感情知能(EI)が高い人は、自分の感情をうまく扱い、複雑な人間関係にも対応し、適切な判断を下すことが得意だからです。
感情知能は、共感力や対立を解決する力など、さまざまな能力から成り立っています。私生活や仕事でそれをどう活用しているかを理解するには、土台となる4つの領域に分けて考えるとわかりやすくなります。
感情知能を支える4つの柱
感情知能という考え方を最初に広めたのは、アメリカの心理学者Daniel Golemanです。Golemanの理論では、感情知能は、自己認識、自己管理、社会的認識、人間関係の管理という4つの柱で成り立っています。これらが連携することで、自分の感情を調整し、相手の気持ちを尊重しながら、ストレスのかかる状況に対処しやすくなります。また、考え方の傾向や行動、コミュニケーションにも大きく影響します。
それぞれの柱を、詳しく見ていきましょう。
- 自己認識:自分の感情に気づいて理解し、それが思考や行動にどう影響するかを理解する力です。感情知能を支える重要な柱です。
- 自己管理:自分の感情をコントロールし、状況の変化に適応する力です。
- 社会的認識:相手の感情を理解し、共感する力です。
- 人間関係の管理:人とのやり取りを円滑にし、良好な関係を保つ力です。
では、感情知能の4つの柱が日々の生活で身についているかどうかは、どうすればわかるのでしょうか?
ここで考えたいのが、感情知能の高い人は、一般に自己認識が深いという点です。ただし、Tasha EurichがHarvard Business Reviewで発表した研究などによると、ほとんどの人は自分をよく理解していると思っていますが、実際にそうである人はごくわずかです。
この認識のずれからも、自分を正直に振り返ることの大切さがわかります。また、自分の感情知能の水準を理解し、高めていくには、フィードバックを受け入れる開放性も必要です。
ただ、感情知能を高めるための前向きな変化を起こす前に、EQ、IQ、性格の違いを整理しておきましょう。
感情知能とIQ、性格の違い
近年、感情知能(EI)は職場をはじめ、さまざまな場面で重視されるスキルになっています。知的能力を測るIQ(知能指数)や、協調性、外向性といった持続的な特性からなる性格よりも、感情知能が重視されるようになっています。
IQは生涯を通じておおむね安定しているとされていますが、この点には議論もあります。一方、感情知能は練習によって伸ばし、育てることができます。こうして変化できるからこそ、私生活や仕事での効力感を高めたい人にとって、感情知能は価値のあるスキルなのです。
感情知能が仕事のパフォーマンスに与える影響
感情知能が理解やコミュニケーション、リーダーシップを支えるなら、仕事のパフォーマンスにも大きく影響するのは当然です。研究によると、感情知能はパフォーマンスを予測する最も強力な指標であり、さまざまな職種で成果の58%を説明するとされています。
感情知能の4つの柱をいくつか振り返ると、その理由がよくわかります。第1の柱である自己管理は、変化への適応や目標設定、失敗からの立ち直りを助けます。もう1つの柱である自己認識は、本気で取り組めば何でも可能だと気づかせてくれます。そして、学び、成長し続けたいという意欲を引き出します。
このように、感情知能は私たちの成長と意欲を支え、従業員にもリーダーにもよい影響をもたらします。
従業員にとってのメリット
研究によると、感情知能が高い従業員は、低い従業員よりも仕事のパフォーマンスがよく、収入も高い傾向があります。
Forbesの感情知能とリーダーシップに関するガイドによると、感情知能のスコアが1ポイント上がるごとに、年収が1,300ドル増える可能性があります。感情知能と経済的な成功には、直接的なつながりがあることがうかがえます。
採用する側がEQの高い人を求めるのも、うなずけます。さらに驚くことに、雇用主の71%がIQよりも感情知能を重視しています。感情知能の高い従業員は適応力があり、人間関係をうまく築き、リーダーとしても力を発揮すると理解しているのです。
リーダーにとってのメリット
リーダーに欠かせない資質を一つ挙げるなら、高い感情知能(EQ)です。EQの高いリーダーは、共感を大切にしながらチームを導けます。相手の気持ちを理解することで、前向きに働ける職場環境を育み、生産性を高められるのです。
Harvard Business School Onlineは、専門的なスキルだけではリーダーとしての成功は保証されないと指摘しています。チームの成長を支え、ストレスに対処し、フィードバックを伝え、協力して働くには、感情知能が欠かせません。
感情知能の高いリーダーが職場で重要とされるのは、次のような理由からです。
- 意見の違いを尊重しながら、円滑にコミュニケーションを取り、対立を解決できます。
- 周囲の人が気持ちの面で何を必要としているかに気づき、信頼と協力を大切にする職場の文化を育めます。
- 複雑な人間関係にも対応し、良好な関係を保てます。
4.感情知能の高さ・低さに見られる特徴
興味があって、あるいは仕事に関する評価の一環として、心の知能指数(EQ)テストを受けようと考えているかもしれません。次の特徴は、全体的な感情知能の傾向をつかむ目安になります。
感情知能が高い人に見られる特徴
自己認識
EQが高いと、自分の感情に気づき、それが思考や行動に与える影響も理解できます。自己認識とは、自分の強みや弱みを把握し、学び、成長しようとする姿勢を持つことです。
自己調整
感情をコントロールし、変化に柔軟に対応できるなら、自己管理や自己調整のスキルが身についていると考えられます。EQが高い人は、状況に合わせて対応を変えられるため、つらい経験やネガティブな感情を乗り越えやすいのです。
共感力
共感力は、感情知能の土台の一つです。相手の立場で物事を見たり、気持ちを理解したりするのが難しいと、心のつながりを築きにくくなります。EQが高い人は共感力を生かして、私生活でも仕事でも、長く続く関係を築きます。
対人スキル
EQが高い人は、複雑な人間関係にも無理なく対応できます。健全な関係を保つために行動し、対立が起きても上手に解決できます。相手の気持ちや周囲の状況を読み取る力があるため、しぐさや表情にもすばやく気づきます。それを手がかりに会話を進めたり、相手が自分に関心を持っているかを判断したりできます。
感情知能が低い人に見られる特徴
自己認識の不足
感情知能が低い人は、自分の感情や、自分の反応・行動が周囲に与える影響を十分に理解できていないことがあります。
感情に任せた反応
感情をコントロールしにくく、つい衝動的に行動してしまう場合、それは感情知能が低い人に見られる特徴の一つです。
共感力の不足
相手の感情を理解したり、その気持ちに寄り添ったりするのが難しいと感じる場合、感情知能をうまく発揮できていないのかもしれません。
人付き合いの難しさ
人と関わるたびに対立が起きたり、関係が悪くなったりして、人付き合いがいつも大変だと感じることはありませんか。それは、感情知能を高める取り組みが必要なサインです。
3.EQスコアはどのくらいなら高い?低い?
感情知能の評価で得られるEQスコアは、感情に関するスキルの水準に応じて、いくつかの範囲に分けられます。ただし、スコアの意味は、使うテストによって異なります。テストごとに採点方法や結果の解釈が異なるためです。
一般に、スコアが高いほど、感情を扱う力や人と関わる力が高いことを示します。低いスコアは、これから伸ばせる部分を知る手がかりになります。なお、IQが高くてもEQが低いことは十分にあり、その逆もあります。
さまざまなテストで、EQスコアの高低をどう捉えればよいか、一般的な目安を見てみましょう。
高いEQスコアは、自己認識や共感力の高さを示します。低いスコアは、感情の調整や人間関係に難しさを感じやすいことを示します。/イラスト:© CognitivusEQスコアが高い場合の目安
- 130超:非常に高い感情知能
EQが130を超える場合、自己認識や共感力が高く、良好な人間関係を築く力があることを示します。感情の調整や対人スキルに優れ、コミュニケーションやリーダーシップの面でも力を発揮します。 - 110〜130:高い感情知能
EQスコアが110〜130の場合、自分や相手の感情を理解し、適切に対応する力が高いことを示します。そのため、コミュニケーションを取ったり、リーダーシップを発揮したりしやすくなります。 - 90〜110:平均的な感情知能
多くの人のスコアはこの範囲に入ります。この範囲のスコアは、感情に関するスキルがバランスよく備わっていることを示します。この範囲なら、たいていの感情の動きや対人場面にうまく対応できると考えられます。ただし、さらに伸ばせる部分もあるかもしれません。
EQスコアが低い場合の目安
- 70〜90:平均を下回る感情知能
EQスコアが70〜90の場合、自己認識や感情の調整、相手の感情の理解に難しさがある可能性を示します。こうした難しさは、私生活や職場での人間関係にも影響することがあります。誤解が生まれたり、対立が長引いたりすることもあります。 - 70未満:低い感情知能
EQスコアが70未満の場合、感情の調整や相手の気持ちの把握、人とのやり取りに大きな難しさがあることを示します。EQスコアが低いと、私生活でも仕事でも、誤解が繰り返されたり、人間関係で悩みを抱えたりすることがあります。
主なEQテストと採点方法
EQ(心の知能指数)のスコアがどのように算出されるのか、さまざまなテストと採点方法を見てみましょう。
- Mayer-Salovey-Caruso Emotional Intelligence Test (MSCEIT™):
MSCEITは、課題への回答を通じて感情知能を測る能力検査です。Multifactor Emotional Intelligence Scale(MEIS)をもとに開発されました。設問は141問あり、通常30〜45分ほどで回答できます。結果は15の主要スコアと3つの補足スコアで示されます。平均スコアは100で、115を超えると高く、85未満だと低いとされます。
- Bar-On Emotional Quotient Inventory (EQ-i):
EQ-i 2.0とEQ-360は、Bar-Onモデルに基づいて、感情知能と社会的知能を評価します。EQ-i 2.0は、自分で質問に答える自己報告式の検査です。EQ-360では、周囲の人による評価も加えることで、より詳しく特徴を捉えます。どちらのテストも、1つの総合スコア、5つの領域別スコア、15の下位尺度スコアを示します。これらのスコアから、感情知能のさまざまな側面を詳しく知ることができます。 - Trait Emotional Intelligence Questionnaire (TEIQue):
TEIQueはK. V. Petrides教授が開発した質問紙で、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)の研究プログラムの一環として使われています。20を超える言語に対応しており、研究と商用の両方で利用されています。感情知能に関わるさまざまな特性を測るための質問紙です。
4. 感情知能を高める方法
人間関係が思うようにいかないと感じたり、人と接する場面で強い負担を感じたりすることはありませんか。感情知能をまだ十分に活かしきれていないサインかもしれません。うれしいことに、日々意識して練習を重ねれば、この大切な力は伸ばせます。
感情知能を総合的に高める方法を見てみましょう。
感情知能を高める効果的な練習
感情知能を高める第一歩は、自分を振り返り、その習慣を続けることです。感情知能の主な要素ごとに、具体的な練習をご紹介します。
自己認識
- 気持ちを日記に書く: 感情の動きを理解するために、そのときの気持ちときっかけになった出来事を書き出してみましょう。
実践例:ストレスを感じた会議でどんな気持ちになったかを記録し、なぜそう感じたのかを振り返ります。 - マインドフルネスと瞑想: 毎日数分、呼吸に意識を向ける時間を取りましょう。考えや感情を、良い悪いと判断せずに観察します。
実践例: 音声ガイド付きの瞑想を使うと、集中を保ちやすくなります。 - 感情を記録する: 一日の中で感じたことを記録しましょう。それぞれの感情のきっかけと、自分がどう反応したかも書き留めます。
実践例:アプリや手元のノートで、気分の変化とそのきっかけを記録します。
自己管理
- ストレスへの対処法: 10まで数える、環境を変える、気持ちが落ち着くことをするなどの方法を試しましょう。
実践例:ストレスを感じたら、5分ほど散歩をしたり、心が落ち着く音楽を聴いたりします。 - 衝動のコントロール: 強い感情が湧いたときは、すぐに行動せず、一呼吸置きましょう。
実践例:批判を受けたときは、返答する前に少し間を取り、呼吸を整えて考えます。 - 自分への前向きな言葉: 自分に前向きな言葉をかけて、つらい感情を整えましょう。
実践例:気持ちに余裕がなくなったときは、自分の強みや、これまでにうまくできたことを思い出します。
他者の感情への気づき
- 共感力を育む活動: 他者の視点で考えたり、文学作品の登場人物の気持ちに寄り添ったりして、さまざまな感情への理解を広げましょう。
実践例:小説を読むときは、登場人物の立場になって、その人の体験を想像します。 - 積極的傾聴: 返答することだけを考えず、相手を理解しようとする気持ちで耳を傾けましょう。
実践例:会話の中で、内容を確かめる質問をしたり、相手の話を要約したりします。そうすることで、相手の感情や考えを正しく理解できているか確認できます。 - 相手の立場で考える: 他者の視点から状況を見る練習をしましょう。
実践例:意見がぶつかったときは、反応する前に、相手の立場や気持ちを理解しようと努めます。
人間関係のマネジメント
- 対人スキルを磨く: 会話やグループ活動に参加し、新しい人との交流にも心を開いてみましょう。
実践例:興味のあるサークルやグループに参加し、交流の中で相手のしぐさや表情を読み取る練習をします。 - フィードバックを求める: さまざまな場面での自分の振る舞いについて、周りの人に意見を聞いてみましょう。
実践例:会議の後、周囲とのやり取りや感情への対処がどうだったか、同僚に率直な意見を聞きます。 - 対立の解消: 対立にうまく対処し、解決につなげる方法を学びましょう。
実践例:意見が食い違ったときは、共通点を探し、相手の気持ちや求めていることを理解するようにします。 - チームでの活動: チームワークや相互理解を深める活動に取り組みましょう。
実践例:協力やコミュニケーションが必要な、チームの結束を高める活動に参加します。
このように、毎日数分でもマインドフルネスを実践し、共感力や自分への理解を深めていくことで、暮らしに大きな変化が生まれることがあります。心の知能指数(EQ)を高める練習をもっと知りたい方は、心の知能指数を高める毎日の習慣もご覧ください。
心の知能指数は、意識しているときも、していないときも、考え方や感じ方、行動に影響します。そのため、心の知能指数を高める取り組みは、人間関係を深め、対立に対処し、人として成長する助けになります。自分の人生をより充実させるだけでなく、周りの人の人生を豊かにする力も育めます。